2014年10月20日

洋館倶楽部_141018_その1

入間市にある旧石川組製糸西洋館に行ってきました。
年数回しかない一般公開日の上、この日は2階に上がれるという事なので。
大正11〜12年竣工。国登録有形文化財。平成15年に市に寄贈され、春と秋に一般公開。

141018-3.jpg
北側外観(正面)

141018-2.jpg
南側外観
手前2階部は元バルコニー。接収時にキッチンに改修。

141018-25.jpg
別館は非公開。
係の方のお話では、公開できるような状態ではないそう。
本館の方も一部の部屋については痛みが激しく、非公開となっています。

パンフにも記載されているのですが、確かに外観<内部でした。
南側方向に駅があるのでわたしたちは裏側からのアプローチする事となったため、尚更「あれ?想像と違うぞ??」って思いました。正面側はまだしも、裏側は庭の手入れもイマイチだったし。(^_^;)
GHQの接収時にかなり手を入れられてしまっているらしく、あきらかに違和感のある引違建具とか。タイル貼りというのがまた、全体の印象を軽い感じにしていると思う。

141018-4.jpg
食堂。
組木の床、折り上げ天井。手が込んでいます

141018-32.jpg
天井の折り上げ部には透かし彫りもあり。

141018-6.jpg
応接室

141018-8.jpg
応接室の天井は和風の格天井。

141018-19.jpg
階段

141018-9.jpg

141018-7.jpg
窓の下半分は階段下の(多分)物置きの中。
外から見た時、階段ササラがどうなっているか確認してくればよかった。

141018-18.jpg

141018-10.jpg

141018-11.jpg
2階ホール
牛の毛皮が敷いてあります。

141018-13.jpg
2階大広間
突き当りは元バルコニー。今は改修時のキッチンセットが無造作に置いてある。
ここは復元しないのね。

141018-30.jpg
大広間の床。この「雷電紋」は主要モチーフとして他所でも使われています。

141018-33.jpg
建物全体の軒裏とか

141018-26.jpg
2階寝室の壁についている化粧枠(見切り?)とか。他にも色々。

他によく見かけたモチーフは、櫛形(縦線)とか葡萄とか。

141018-29.jpg
腰壁の櫛形文。
スイッチ類が横置きというのは珍しい気が。

141018-12.jpg
大広間にあるステンドグラス。
一番右が狭山茶の花と実をモチーフにしているらしい。
ステンドガラス裏側は裏階段で、見せられるような状態ではないとのこと。

2階には他に貴賓室もあって、意匠を凝らした部屋の一つなのだけれど、そこも非公開なのよね。

141018-16.jpg
和室。接収時には洋室に改修されたとの事。
クローゼットから復元した床の間の柱などに傷跡残っています。

141018-14.jpg
押し入れもクローゼットに。長押がぱっつり切られています。
1階の客室に付け加えた扉とかもそうなんだけれど、周りの建具に高さを合わせようという気はないんだ…。(^_^;)

141018-15.jpg
和室の廻りの廊下は畳敷きと組木の組み合わせ。何でも縁側を表しているらしい。

141018-17.jpg
同じように天井にも切り替えが。
洋館で和室を作る場合、和洋の切り替え方に各建物それぞれに色々工夫が見て取れるけれど、こういうのは初めて見たわ。

141018-20.jpg
玄関ホールにある大理石製の暖炉。
見かけだけで機能はしないのかな?そういえばここって、暖房設備どうなっていたんだろう。

141018-28.jpg
玄関ホール天井。
レリーフは漆喰で作っているかと思いきや、鉄板叩きだしだそうな。

141018-21.jpg
玄関天井

141018-22.jpg
玄関床(右)。マットで隠れているけれど、床はモザイクタイル。
どの部屋見ても、床も天井もボーダーが回っている印象。
どの部屋にも木組の腰壁があって、とにかくなんやかんやと手が入っているのはこだわりなんだろうなぁ。

141018-24.jpg
玄関庇の裏。外周部を外側で一段折っている。
四隅に家紋の「笹竜胆」。

都内近郊で数か所洋館を見てきたけれど、そのどれもが接収された過去を持ち、家具などは当時の物は全く残っていないというのが多いのですが、ここはその中では残っている方ではないかなと思いました。
傷だらけの床板、擦り切れた壁紙や絨毯、改修の後も生々しく、元々保存が良かったわけでも、ピカピカに修繕・補修・管理しているというわけではなさそう。年中公開しているわけではないですしね。

雑誌やPV撮影に使われたりしているらしく、後追っかけ(今だと聖地巡礼?)の方たちも居るよう。
割と人がいて2階見学は整理券をもらって15分単位で入れ替え制。結構あわただしい。
2階に上がれる日と解説が聞ける日というのは別で、わたし達は2階に上がれることを選択したのだけれど、それでもボランティアの方や係の方が質問には答えてくれるので、いくつか説明を聞くことができました。

見学は無料です。

ラベル:外出
posted by あくろうす at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。